タイトル:中大規模木造建築のための地域間連携促進ツール(企画から連携へ)令和4年度版

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概要

中大規模木造建築のための地域間連携促進ツール(企画から連携へ)令和4年度版の電子ブックです。

地域は、木造建築の普及・推進の取り組みが積極的に行われており、近年の中大規模木造建築の実例がある県である。調査結果からは、県の特性に応じた関係のつくり方や人材育成方法、各種連携方法に関する情報が得られた。それらの情報を企画連携ツール3へまとめている。Ⅰ1に地つ域い間て連携促進ツールNo県協議会等の概要1秋田2埼玉3富山4静岡5広島・木造建築設計者育成やアドバイザー派遣に取り組んでいる。・民間施設の木造化設計への補助事業を実施。・設計事務所が連携して長年の公共木造建築設計実績がある。・「埼玉県木造公共施設推進協議会」を設立し木造化を推進している。・埼玉県木造建築技術アドバイザー制度がある。・「とやま県産材需給情報センター」を設立し木造化を推進している。・設計監理協同組合の設計者は、木造化講習会等も行い、木造設計経験がある。・「ふじのくに木使い推進会議」により木材需要の創出と普及促進を推進している。・「ふじのくに木使い建築カレッジ」で設計者育成と木材供給者との交流を実施している。・建築士会主催の「しずおか木造塾」が、継続開催されている。・「ひろしま木造建築塾」開校をきっかけに、「ひろしま木造建築協議会」を設立し、川上~川下が連携して木造化を推進している。(3)ツールを補完するデータの収集整理ツール等を活用し地域間連携を進めるためには、より具体的な情報が必要と考えられた。そのため、47都道府県ごとに中大規模木造建築に関連する設計者や施工者、木材事業者等がいるかを抽出しまとめた。また、中大規模木造建築事例を通して連携内容を把握しやすいように全国の9事例を調査しまとめている。詳細はⅢ章に掲載している。(4)20の支援ツール中大規模木造建築の効率的な実現に最も必要なことは、全体プロセスを見通すことである。全体プロセスの紹介と各段階で取り組むべき方法をまとめた「20の支援ツール」がある。20の支援ツールは、平成29年度林野庁補助事業「設計段階からの技術支援報告書」にまとめられており、木を活かす推進協議会のHPからダウンロードすることができる。今回の地域間連携促進ツールを作成する際にも、参考とし、事例紹介等でも掲載している。両方のツールを参照することが有効である。No 20の支援ツールNo 20の支援ツール1地域材活用の木造公共建築物等実現のための全体プロセス11手引きづくり資料:方針・試行段階(長崎県五島市の取組より)2地域材の定義123木造化・木質化へ向けた取り組みシート134木造化・木質化のための木材調達体制づくりの分類14手引きづくり資料:発注段階(大分県宇佐市の取組より)手引きづくり資料:乾燥段階(山形県おきたま木材乾燥センターの取組より)設計者選定プロポーザル要領作成時や選定時の配慮事項5木造化・木質化へ向けた情報記入シート15公募型簡易プロポーザル募集要領雛型6無等級材を利用する場合の品質管理16一括発注方式の特性と分類7木材の品質管理仕様書17分離発注方式の業務内容9