タイトル:中大規模木造建築のための地域間連携促進ツール(企画から連携へ)令和4年度版

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概要

中大規模木造建築のための地域間連携促進ツール(企画から連携へ)令和4年度版の電子ブックです。

1.2.5静岡県「富士楽寿園」外観多目的交流スペース(1)建物概要富士楽寿園は、福祉施設という用途と補助金の関係で県産材を利用している。また、構造材及び内装材に木材を使用した施設である。今までに連携のある意匠設計者と構造設計者が木材調達を考慮しながら設計を進めた経緯がある。民間施設の準耐火木造化事例である。計画施設の木材量が多いことと、ウッドショックの影響があったので、県内外で調達可能な調達先の早期確保。工区分けによる木材加工調達の調整等を行っている。製材、集成材の一部を県外で加工し調達している。(2)地域間連携状況について項目背景企画・設計県内対応県外加工内容・福祉施設の補助金の関係で県産材を使うことになった。・実施設計から構造設計者と木材調達について数社のプレカット事業者へ相談した。・木材調達調整は、県内のマルダイが行った。自社だけでは対応できない部分を取引のある事業者へ依頼した。・木材量が多いため、3棟あるうちの1棟分のプレカット加工を東海プレカットへ依頼した。県外材(3)物件利用木材量・ウッドショックの兆候が感じられる時期だったので、150m3の材を早めに確保できるところを選定した。JAS製材で150m3確保できるところとして二宮木材へ依頼した。利用木材概要部位製品産地認証材m3構造材スギ製材国産─93.32下地材スギ製材国産─29.91構造材ヒノキ製材国産─44.63構造材ベイマツ製材外材─31.48構造材ベイマツ・カラマツ集成材国産・外材─46.17下地材合板国産─54.21下地材スギ製材栃木県産─63.61構造材ヒノキ製材静岡県産合法認証材44.63Ⅲ1の中地大域規間模連木携造デ建ー築タ事例75