タイトル:中大規模木造建築のための地域間連携促進ツール(企画から連携へ)令和4年度版

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中大規模木造建築のための地域間連携促進ツール(企画から連携へ)令和4年度版 の49ページ目の概要です。

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概要

中大規模木造建築のための地域間連携促進ツール(企画から連携へ)令和4年度版の電子ブックです。

県産材確認ツール1.県産材の定義を確認県産材確認の目的「地域特性を理解して円滑な木材調達へつなげる」●県産材を利用する場合は、各県ごとに異なる県産材の定義を確認し、工期内に円滑な木材調達を可能とするため。「木材調達の可能性を広げる」●県産材の条件によっては、木材調達先等が県外から可能な場合もある。県外からも可能であれば、木材調達可能範囲を広げることができる。県産材確認の内容「県産材の定義は県により異なるので確認する」●県産材の定義を理解し、原木、製材、乾燥、加工等、「県内」と「県外」でどこまで対応可能かを県や木材組合等へ確認する。県内、県外の範囲は、県により異なるので確認が必要である。事例紹介(1)埼玉県●埼玉県の県産材の定義は、県産材の認証制度「さいたま県産木材認証制度」の実施要領にまとめられている。県内で生育した丸太を県の認証事業体が製材や加工し生産履歴が明確なものである。Ⅱ3「つなぐ」県外連携(2)静岡県●静岡県の県産材の定義は、「静岡県産材証明制度」で定められている。●静岡県内で伐採されたスギ、ヒノキ等の原木。●静岡県内で伐採されたスギ、ヒノキ等の原木を県内で加工・製造した加工丸太、製材品、加工品(県産材使用比率が10%以上のものに限る)。●前号の加工丸太、製材品、加工品を、県外で加工・製造した加工品(県産材使用比率が10%以上のものに限る)。(3)広島県●広島県の県産材の定義は、補助事業ごとに異なる。「県産木材利用促進条例」では、「県産材」と「県産木材」の用語を使い分けている。●「県産材」は、県内で伐られた原木からできたもの。●「県産木材」は、輸入原木も含め県内で加工された木材を指す。49