タイトル:中大規模木造建築のための地域間連携促進ツール(企画から連携へ)令和4年度版

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概要

中大規模木造建築のための地域間連携促進ツール(企画から連携へ)令和4年度版の電子ブックです。

発注方式ツール1.発注方式発注方式選定の目的「地域や工期に応じた発注方式を選ぶ」●県産材等の利用する木材の入手先が決まっている場合や木材量が多い場合は、必要な木材が地域内で、工期内に入手可能かどうかを確認する必要がある。工期内調達可能であれば通常発注を行い、工期内調達できない場合は、分離発注等での対応を考える。●設計・工事内容にあわせて必要な木材を調達するための発注方式を選定する。発注の内容「一括・事前協議・分離発注方式」●発注方式には、一括発注、事前協議一括発注、分離発注方式等がある。●一括発注方式は、施工者へ工事全体を発注しその中へ木材調達を含める方式である。●事前協議一括発注方式は、一括発注方式ではあるが、入手する木材種や調達先等を指定することで、発注前に事前に必要木材の準備を行う方式である。●分離発注方式は、発注者が工事とは別に木材を発注し、現場へ支給する方式である。Ⅱ2「活かす」調達連携事例紹介(1)20の支援ツール●発注方式については、平成29年度の設計段階からの技術支援事業報告書内の「木造化・木質化へ向けた20の支援ツール」の支援ツール16「一括発注方式の特性と分類」、支援ツール17「分離発注方式の業務内容」が参考になる。(資料編を参照)(2)広島県●広島県のくるみ保育所建設の際には、地域材を利用する方針があったが、鉄筋コンクリート造と同じ工程で計画されていた。●設計者が木造講座を受講し、木造建築設計経験を得たことで、発注者へ工期の見直しを提案できた。●結果的に、工事発注前に木材の段取りできたことで、効率的な地域材調達へつながった。当初工程修正工程2018年度4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月4月2018年度設計5ヶ月調整入札4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月4月協議設計5ヶ月工事発注前に木材の段取りが必要2019年度木材調達とプレカット木材発注建方4ヶ月調整入札2019年度木材数量地元産木材調達(伐採乾燥)7ヶ月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月施工10ヶ月オープン5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月品質の担保工事区分(運搬保管)地元木材組合さんとの協議(材料確保コスト)プレカット建方2ヶ月施工10ヶ月木材の瑕疵対応オープン45