タイトル:中大規模木造建築のための地域間連携促進ツール(企画から連携へ)令和4年度版

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中大規模木造建築のための地域間連携促進ツール(企画から連携へ)令和4年度版 の24ページ目の概要です。

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概要

中大規模木造建築のための地域間連携促進ツール(企画から連携へ)令和4年度版の電子ブックです。

Ⅱ.地域間連携促進ツール1.「育てる」企画連携企画連携ツール1「講習会」学び集う機会づくりツールの目的「木造を学べる機会が求められている」●中大規模木造建築を実現するためには、木材のことと使い方を学ぶ必要がある。また、地域の木材を活用する場合は、材質特性や地域の供給体制等の情報を得る必要がある。また、他構造と異なり、木材は調達するための調整作業が必要になる場合が多い。非住宅の木造建築の経験者は少ないため、木材特性を考慮した木造を学べる機会が求められている。「関係者が共に学び集う機会をつくる」●講習会ツールは、木材や木造に関する情報を伝え、共有・活用するためのものである。●木材特性や木造設計については、発注者、設計者、木材事業者、施工者それぞれの立場で学ぶ必要がある。一方でお互いの業務・業界を知ることも求められる。●効率的な木造化のためには、地域の人材の関係づくりが必要なため、学び集う機会をつくる必要がある。ツールの効果「交流の機会が生まれる」●県内の発注者や意匠設計者・構造設計者、森林・木材事業者が中大規模木造建築づくりを学び、交流する機会をつくれる。●県内(地域内)と県外(地域外)の事業者や専門家とのつながりをつくれる。「木造企画案件の掘り起こし」●発注者や自治体職員等が参加できると、事業要件、企画要件等をまとめる上での木材や木造関連の有効な情報収集ができる。効率よい要件づくりなどが可能となり、木造化の可能性が高まる。●企画段階からの早期の支援が可能となり、木造建築事業実現の可能性が高められる。「人材育成」●川上から川下までのつながりを理解し、中大規模木造建築を実現できる組織づくりや人材の育成へつながる。24